● Our Policy ●
今、会計は2つの世界に分かれつつあります。市場から資金を調達する企業(我が国ではいわゆる上場企業)を対象とした国際財務報告基準(IFRS)の流れに即した会計と、それ以外の会計です。前者は複雑なそして巨大化した金融市場に基礎を置く企業の会計として複雑怪奇なものとなってきました。それ以外の会計には、株式会社だけでなく、社会福祉法人、公益法人、医療法人、学校法人、協同組合等と様々な企業形態が含まれてきます。
公認会計士監査もこの大きな会計の流れの中で、上場企業の監査とそれ以外の企業の監査に分かれつつあります。大きな不正経理事件を受け、上場企業の監査は極めて厳格な業務が求められるようになっています。もともと監査には2つの機能があるといわれています。それは、「批判的機能」と「指導的機能」です。「批判的機能」とは会社の決算書が会計基準に準拠して正しく表示されているかについて意見を述べるに先立って、監査対象法人の作成した決算書を批評し批判する機能を言います。「指導的機能」とは、財務諸表監査を通じて、企業の経営管理の充実に資する機能です。
監査を現在受けておられる方々、特に、上場企業の方々は監査の機能はこの「批判的機能」のみだと思っておられる方も多いと思います。上場企業については、市場からの資金調達、多数の利害関係者を持ち、実際より良く自分の姿を見せたいという誘因により過去多くの経理不正事件が起きました。一方で、監査法人側でも監査の失敗事例が後を絶たず、場合によっては、監査法人も加担していたという事例もあり、現状「批判的機能」が前面に出ることは致し方がない面もあるかと思います。
しかしながら、私たちは、「指導的機能」を発揮する監査を目指します。即ち、決算書の不備、欠陥を指摘するだけにとどまらず、管理制度・仕組みが不備であるならその改善を求め、常に会社が正しい決算書を作成することを指導する、それが監査の真の目的であると考えます。私たちの「指導的機能」の発揮は、監査を受ける皆様にとっても大きな効用をもたらすものと考えます。
私たちは、様々な利害関係者に寄り添いながらも、十分な「指導的機能」を発揮する監査法人であることを目指します。監査はコストではなくお客様の業務を向上させる投資と考えます。
● メンバー紹介 ●
■ 大神 行徳
- 1962年生まれ。大阪大学人間科学部卒業
- 日本鋼管株式会社(現JFEホールディングス株式会社)、アプライドマテリアルズジャパン株式会社、城東監査法人を経て、レクス監査法人に参画
■ 大橋 修
- 1965年生まれ。青山学院大学経営学部卒業
- ダイヤ監査法人を経て、レクス監査法人に参画
- 株式会社吉野家ホールディングス 監査役
- 事業再生ADR手続実施者
■ 大森 斉貴
- 1965年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業
- アクタス監査法人を経て、レクス監査法人に参画
- 事業再生実務家協会 執行委員
- 事業再生ADR手続実施者
- 事業再生研究機構 理事
- Oneリート投資法人 監督役員
■ 池田 徹
- 1977年生まれ。中央大学商学部卒業
- 大原簿記学校公認会計士講座講師、城東監査法人を経て、レクス監査法人に参画
■ 清水 顕
- 1982年生まれ。法政大学経済学部卒業
- 大原簿記学校公認会計士講座講師、東陽監査法人を経て、レクス監査法人に参画
■ 渡邊 武英
- 1969年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業
- 株式会社ニッポン放送プロジェクト、城東監査法人を経て、レクス監査法人に参画
● 業務内容 ●
■ 社会福祉法人監査、公益法人監査
社会福祉法人及び公益法人を運営される皆様は、そもそも公益的な目的をもって運営をされていらっしゃいます。つまり、一般的に意識的に間違った決算書を作成する誘因が社会福祉法人及び公益法人の皆様には少ないと期待しております。そこで監査において、指導的機能に重点を置き、内部統制について相互チェックが弱いところがあれば、十分コミュニケーションをとり改善し、組織のガバナンスに弱いところがあれば整備、運用についての助言を行います。この指導的機能を積み上げれば皆様の業務の効率化、私たちの監査の効率化にもつながります。利用者の方、監督官庁、地域社会、スタッフの皆さんといった利害関係者が安心して参加できる社会福祉法人及び公益法人の永続的運営に少しでもお役に立ちたいと考えております。
■ 医療法人監査、学校法人監査、協同組合監査
これからの厳しい医療行政の中で生き残ってゆくために、あるいは、これからの厳しい少子化の中で生き残ってゆくために、現況の正しい状況把握が必要不可欠です。その第一の羅針盤となる正しい決算書の作成を客観性ある監査実施を通して実現してゆくとともに、医療法人監査、学校法人監査、協同組合監査の経験が長いメンバーが、必要に応じて業務改善へ向けてのディスカッションを通して法人運営のお役に立てることを目指した指導的機能を発揮する監査を志向いたします。監査は単なるコストではありません、単なるコストになっているとお考えの方、随時ご相談ください。
■ 会社法監査
中堅企業を中心とする会社法監査に最適な監査を経験豊かなメンバーが提案いたします。監査対応の効率化、決算効率化の達成について指導的機能を発揮して正しい決算書の作成、会社の監査対応業務の効率化、監査工数の削減を図ります。現在の監査手続が自分の会社には重すぎると感じる皆様、あるいはもっと監査法人とコミュニケーションを深めたいとお考えの皆様、是非一度ご相談ください。
■ その他任意監査
「利害関係者様からの要請に応じて監査を受ける必要がある。」或いは、「決算書の妥当性を自分自身で担保されたい。」といったニーズに応じて、様々な監査があると思われます。いずれにしても、私たちは、皆様に寄り添って正しい決算書を作成するために監査の指導的機能を発揮して業務を遂行させていただきます。
なお、金商法監査については、私たちの理念に鑑みお受け致しておりません。
● 事務所概要 ●
法人名 | レクス監査法人(Reex Audit Firm) |
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住 所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座2-16-11 片帆ビル6階 |
電話番号 | 03-3549-1902 |
FAX | 03-3549-3100 |
kansa@reex.jp | |
設 立 | 2017年11月 |
業務内容 | 学校法人監査、公益法人監査、社会福祉法人監査、医療法人監査、会社法監査、労働組合監査、協同組合監査、その他任意監査 |
人員体制 | 公認会計士 12名 US CPA 2名(内 非常勤 8名) (2024年8月1日現在) |
被監査会社 | 社会医療法人・医療法人 6法人
文部科学省管轄学校法人監査 2法人 都道府県管轄学校法人監査 4法人 公益法人監査 1法人 労働組合監査 6組合 会社法に準じた任意監査 2社 |
グループ | レクス会計グループ 税理士法人レクス会計事務所 レクス監査法人 |
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● アクセス ●